龍馬の夢と志

記念館向かいにある龍馬公園には連日多くの観光客の方々が訪れ、「蝦夷地の坂本龍馬像」見学や記念撮影などで賑わっています。この龍馬像は、彼の悲願だった蝦夷地上陸を具現化しています。

龍馬公園のほど近くには「北海道第一歩の地碑」があり、当時北海道に渡る人はここから上陸の第一歩を記しました。そして龍馬の後継者となった甥の坂本直も龍馬に代わって函館に渡っています。時代を隔て、坂本家ご子孫や龍馬を敬愛する多くの人々の熱い想いが結集し、北海道坂本龍馬記念館と蝦夷地の坂本龍馬像がこの地に建立されたのです。そしてこのたび、蝦夷地開拓を目指した龍馬の想いを込めて公園の整備を行いました。



まず一つ目は、高さ6mのフラッグポールに掲げられた海援隊旗。赤・白ツートーンのこの旗は「船中八策」を起草した土佐藩船「夕顔」などにも掲げられていました。世界的視野に立ち、蝦夷地に新国を目指した龍馬の心意気を込めました。

二つ目は、艦船で使用されていた船舵(向かって左側壁面)。海軍や海運を志した海の男、七つの海への航海を夢見ていた龍馬の想いを表しています。

 

そして3つ目は、坂本家家紋と「Ryoma」のロゴマーク(向かって右側壁面)。このロゴマークは当館顧問で坂本家九代目当主・坂本登氏の筆によるものです。龍馬が“たとえ一人でもやり遂げる”という強い意志を持って取り組み、その後、坂本家ご子孫が受け継いだ蝦夷地開拓への熱い想いを表現しています。



北海道坂本龍馬記念館と蝦夷地の坂本龍馬像は、龍馬の夢と志を伝える発信基地として、常に前に前に進みます。


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