震災ボランティア活動
4月21日~25日の5日間、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市に出向き、NPO法人北海道坂本龍馬記念館応援隊として災害ボランティア活動に参加してきました。記念館では被災地の一日も早い復興を願い、義援募金活動や復興支援グッズの全国展開などを行っています。そんな中、“現地での支援活動に参加して、少しでも被災者の方々の役に立ちたい!”との思いを持った函館の同志3名が参加しました。
石巻市の災害ボランティアセンターは石巻専修大学内に設置されており、連日多くのボランティアさんが全国から集まっています。参加に際しては、衣・食・宿、全てが自己責任となるため、参加者は装備品や食糧を持参し、その多くがテント生活をしながら活動を行っています(写真右)。
活動に参加するには、まずボランティア登録を行います。登録終了後、派遣先に合わせたグループ編成が行われ、道具類を借りて現地に向かいます(写真左)。一般ボランティアが担当するのは、主に津波によって浸水した住宅の泥やヘドロのかき出し、家財道具の搬出や掃除などの作業です。
市内広域に渡って津波の被害を受けた石巻市内には、今もいたるところに瓦礫の山が続き、その悲惨さは目を疑うほどでした。左下の写真に写っている住宅では、地震直後に2メートル近くまで冠水したそうで、今も水の跡がくっきりと残っていました。右下の写真は市内の幼稚園に集められた支援物資の仕分け、運搬作業のようすです。
石巻港周辺は、道路の瓦礫が撤去された他は、ほとんど震災後の状況と変わっていませんでした。
震災の現場を目の当たりにした時、ショックで言葉が出ませんでした。犠牲になられた方々には心からご冥福をお祈りします。また、一方で、必死に日々の生活を送られている被災者の方々や、それらの人々のために役立ちたいと全国から集まって来ているボランティアさんからは、力強いパワーを感じました。
被災地の復興活動はまだ始まったばかりで、今後も長期に渡り継続されます。そんな中、災害ボランティアの存在はますます重要となり、必要とされることでしょう。若い人たちを中心に、より多くの人々がボランティア活動に参加されることを願っています。また、それをサポートする企業やNPOなどのバックアップも不可欠です。
復興支援に少しでも寄与できますよう、私自身もこの経験を活かしていきたいと思います。そして支援の輪が大きく広がり、被災地の復興が一日も早く進むよう願っています。
“志(こころ)つなごう、一つになろう!!”
このたびの東日本大震災の国難にあたり、「ONE_1」シリーズ及び「蝦夷地の龍馬像シリーズ」は、復興支援グッズとして全国展開しております。併せて「函館社中」取扱い商品売り上げの一部は、震災義援金として日本赤十字社を通じて被災地の復興に役立てられます。