第42回箱館五稜郭祭
5月21日と22日の2日間、函館市中心部を舞台に「第42回箱館五稜郭祭」が盛大に開催されました。
この行事は、戊辰戦争の舞台となった五稜郭にまつわる歴史を後世に伝えると共に、函館の基を築いた先人の遺徳を偲び、箱館戦争で戦没した無名戦士の慰霊を目的として昭和45年から開催されているものです。
1日目は、箱館戦争ゆかりの地を巡る「碑前祭」や、「土方歳三コンテスト全国大会」が開催されました。碑前祭は、箱館戦争で戦死・自決した「中島三郎助父子最後之地碑」、榎本武揚らの呼びかけで建立された旧幕府軍戦死者を慰霊する「碧血碑」(へっけつひ)、新撰組副長として知られる「土方歳三最期之地碑」、そして五稜郭タワー前に建立された「箱館戦争供養塔」においてしめやかに執り行われました。また、土方歳三コンテスト全国大会は、函館の地で最後を迎えた土方歳三にちなみ、仮装や寸劇などで“なりきり度”を競うユニークな恒例行事です。
2日目は、ペリーの箱館来航から箱館戦争終結までを題材に、約500人が当時の旧幕府軍・官軍に扮して戦闘シーンを再現する「維新行列・音楽パレード」、そして旧幕府軍から明治新政府軍への五稜郭明け渡しを再現する「開城セレモニー」などが函館市中心部~五稜郭にかけて盛大に開催されました。
維新行列では、朝廷の命により龍馬の養子となって跡目を継いだ坂本直(高松太郎)役として初参加させていただきました。
龍馬の甥で同志でもあった直は蝦夷地開拓に深く関わり、龍馬の遺志を引き継いで慶応4年に明治新政府の役人として箱館に渡りました。昨年五稜郭に復元された箱館奉行所(当時は箱館裁判所、後の箱館府)に赴任して箱館戦争にも従軍しており、函館とは大変ゆかりの深い人です。「蝦夷地の坂本龍馬像」建立に続き、この「箱館五稜郭祭」参加によって、龍馬子孫の直も平成の函館で復活を遂げました!
来年は新政府軍の一部隊として、よりパワーアップして参加します。全国の熱い志を持った同志よ、集え! いよいよおまんの出番ぜよ!!
(参加連絡は電話/FAX/メールいずれもOK)