職場体験学習
10月21日、函館市立潮見中学校の職場体験学習として、2年生の浅井大河君と小田恵さんが当館を訪れました。このカリキュラムは、○地域の職場に出向いて働く姿を見学したり、仕事の内容や喜び・苦労について尋ねたり、実際に体験することによって社会で働く人々のひたむきな生き方に触れると共に、仕事への誇りや生きがいをもつことの大切さを見出し、望ましい職業観や勤労意識の形成に役立たせること、また、○地域社会に広く師を求め、多様な価値に触れながら自分の生き方を探ることなどを目的に潮見中学校が毎年実施しているもので、十字街商盛会会員の約20企業が受け入れに参加しています。
当館も、社会教育の推進や青少年の健全育成という趣旨に基づき、記念館での様々な体験を通じて実社会を学び、将来の職業観形成に寄与することができるよう、昨年から受け入れに参加しています。
体験学習の内容は、○ガイダンス、○施設の説明と展示室見学、○館内や龍馬公園の清掃、○接客や受付・販売補助、○展示史料解説の体験などを行いました。ガイダンスでは、来館者や観光客の方々への対応の際は、常に相手の立場に立った心づかいを心掛けること、そして、この機会を通じて坂本龍馬や博物館について興味を持ち、学んでほしいといったことを伝えました。
最初は大変緊張していたようですが、若いボランティアスタッフとの会話などを通じて徐々にリラックスできたようです。二人共とても素直でまじめな生徒さんで、終始一生懸命に学習していました。
最後は、今日学んだ「坂本龍馬と北海道とのつながり」についての解説を実践してもらいました。二人とも緊張しながらも、しっかりとした解説を行ってくれてスタッフも感心しきり。この体験をぜひ今後に活かしていってもらえればと思います。
当館では、人材育成の場としての「龍馬塾」事業推進と併せ、このような地域の育成事業・活動などにも積極的に参加していきたいと考えています。