職場体験学習(函館市立潮見中学校)

10月30日、函館市立潮見中学校の職場体験学習として、2年生の生徒さん2名が当館を訪れました。このカリキュラムは、○地域の職場に出向いて働く姿を見学したり、仕事の内容や喜び・苦労について尋ねたり、実際に体験することによって社会で働く人々のひたむきな生き方に触れると共に、○仕事への誇りや生きがいをもつことの大切さを見出し、望ましい職業観や勤労意識の形成に役立たせること、また、○地域社会に広く師を求め、多様な価値に触れながら自分の生き方を探ることなどを目的に潮見中学校が毎年実施しているもので、十字街商盛会会員の約20企業が受け入れに参加しています。

当館も、社会教育の推進や青少年の健全育成という趣旨に基づき、記念館での様々な体験を通じて実社会を学び、将来の職業観形成に寄与することができるよう受け入れを行っており、今年で3回目となります。



体験学習の内容は、○ガイダンス、○施設の説明と展示室見学、○龍馬公園や記念館内外の清掃、○案内や接客、○電話の応対や名刺交換などのビジネスマナー、○展示解説体験などを行いました。ガイダンスでは、来館者や観光客の方々への対応は常に相手の立場に立った心づかいを心掛けることや、この機会を通じて坂本龍馬をはじめとする日本の歴史、そして博物館について興味を持ち、学んでいってほしいと伝えました。

最初は2人とも大変緊張していたようですが、スタッフとの会話などを通じて徐々にリラックスできたようです。とても素直で熱心な生徒さんたちで、終始一生懸命に学習していました。



最後は、今日学んだ「坂本龍馬と北海道とのつながり」についての解説を実践し、緊張しながらもしっかりとした解説を行ってくれました。この体験をぜひ今後に活かしてもらいたいと思います。



当館では、人材育成の場としての「龍馬塾」事業推進と併せ、課外活動・宿泊研修・自主研修といった地域の学校との連携による育成活動にも積極的に参加しています。未来の日本を担う子どもたちに、ぜひ龍馬の志や行動力を学び、体感してもらいたいと願っています。


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