第14回 新島襄 海外脱国記念祭
今から149年前の昨日、元治元年(1864)7月17日に新島襄(にいじま・じょう)は国防と新国家建設に向けての識見を深めるため、函館西埠頭から命がけでアメリカへの脱国を図りました。その史実にちなみ、毎年7月17日には「新島襄・パトスの会」主催による「新島襄海外脱国記念祭」が執り行われています。今年も、函館市、函館千歳教会、函館日米協会、函館日英協会、同志社のご来賓をはじめ、約30名の方々が参列されました。
函館から脱国した新島は、その後10年間アメリカで学び、明治7年(1874)に日本に帰国、翌明治8年に同志社大学の前身となる同志社英学校を設立、福沢諭吉らと並んで明治の六大教育家に数えられました。明治9年には、現在放映中の大河ドラマ『八重の桜』の主人公、新島八重と結婚しています。
ちなみに、記念碑の後ろに写っている「緑の島」は、来る7月27日+28日に開催される函館出身のロック・バンド「GLAY」の公演会場です。緑の島につながる橋の名は、新島襄にちなんで「新島橋」といいます。緑の島に向かう際に必ず渡る橋ですので、公演を観に行かれる方はぜひチェックしてみてください。