『箱館真景』(古地図/142㎝×71㎝)

新資料『箱館真景』が3月10日より展示公開されました。この古地図は幕末期の函館港を北東方面のアングルから描いた木版彩色画で、函館山や市街地のほか青森方面まで描かれています。

安政6年(1859)の開港以来、箱館(現函館)は急速に岸壁の整備が進められ、弁天台場や大町の築島が見えます。また、イギリス、ロシア、フランス、アメリカなどの建物、港には多数の外国船などが見られ、諸外国との交流が進んでいたことがわかります。

一方、五稜郭が築造され(左端)、津軽、会津、秋田、庄内など東北各藩の陣屋が港を囲むように配置され、北辺防備の拠点としての整備も進んでいることが窺え、幕末の函館を彷彿させる貴重な資料です。

ぜひ、記念館に足を運んでいただき、実物の臨場感を味わってください。

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