平成29年11月15日・坂本龍馬先生没後150年
坂本龍馬先生のご生誕及び命日に際し、謹んで申し上げます。
幕末、坂本先生は、その高き志と行動力、そしてその人徳によって薩長同盟締結から大政奉還へと導き、長く続いた武家政治を終焉させ、近代日本の礎を築くという、世界でも類稀な政治体制の変革を成し遂げられました。
また、幕末動乱期にあって、蝦夷地開拓と防衛の重要性にいち早く着眼し、その実現に向けて行動されました。
坂本先生をはじめとする多くの先人のお陰によって、現在の日本、そして北海道の繁栄があります。
しかし、昨今の我が国の現状は、国内外を問わず、政治、経済、外交など、あらゆる分野で混迷を極めています。
坂本先生が目指された「日本のせんたく」を継承し、この難局を乗り越えるべく、坂本先生が新天地として目指したここ北海道から、誇りある国づくりと世界平和を目指して同志の輪を広げ、今後一層、努力、邁進していくことをお誓い申し上げます。
❝同志をつのり、心を合わせ、日本を今一度せんたくいたし申候❞
平成二十九年十一月十五日
北海道坂本龍馬記念館館長 三輪 貞治