記念館日記(5月11日)その1

昨日、飛び込みの取材訪問が入りました。
「La voix du sabre」(剣の声)というドキュメンタリー番組(フランス)の取材で、ディレクターのジェレミー・マルソランさんと、通訳のマチヤス・ガベルさんが訪れてくださいました。

お二人は日本各地をまわり、剣道に関わる人々(剣道実践家、学者、警察、武器製造業者や修理者、芸術家など)を訪ね、多くのインタビューを通じて「剣道」とは何かを発見するためのドキュメンタリー番組を製作されておられます。

函館に取材に来られ、移動中に偶然当館を見つけて取材に来られたとのこと。展示史料の説明を行った後、・坂本龍馬について、・北海道函館に龍馬記念館を建てた理由、・剣道や武士道について、・坂本龍馬と剣道についてなどのインタビューを受けました。

他の武道同様、剣道は単に技術を鍛えるだけでなはく、礼節を重んじ、日々の鍛錬を通じて己の武勇や精神を鍛えます。それがやがて世の為人の為に尽くすという武士道精神として昇華していきました。

「刀は相手を斬る為にあらず、己が悪心を切る」
坂本龍馬は剣術の達人でありながら生涯人を斬らなかったことや、剣道の修行が平和的に日本を改革した龍馬の人間性に大きな影響を与えたことなどお伝えしました。

取材後、❝大変いいお話を聞くことができて嬉しい。光栄に思います❞ と声を掛けてくださり、大変感激しました。龍馬さんのすばらしさをぜひ世界中の方々にも知っていただきたいものです。(※写真向かって右側がディレクターの Jeremy Marcellin さん、左側が通訳の Matthias Gaber さん)


 


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