「米熊・慎蔵・龍馬会」歴史探訪ツアー・函館の旅
10月19日(金)~21日(日)の三日間、長野県の「米熊・慎蔵・龍馬会 歴史探訪ツアー」ご一行(41名)様が北海道函館を訪れてくださいました。
乙部町→江差町→函館の順に、戊辰戦争最後の戦いである箱館戦争ゆかりの史跡や施設をめぐり、当館館長も同行させていただき、二日目は当館にもご来館くださり、予定していた「三吉慎蔵宛坂本龍馬書簡複製4通」の贈呈式も滞りなく挙行させていただくことができました。三日間とも晴天に恵まれ、とても楽しく充実した探訪ツアーでした。
長野県上田市在住の三吉慎蔵ご子孫(曾孫)にあたる三吉治敬氏(米熊・慎蔵・龍馬会理事)より、氏が所有する三吉慎蔵宛て坂本龍馬書簡4通の複製を当館にご寄贈くださることになり、10月20日(土)午後4時20分より当館展示室内にて贈呈式が挙行されました。
今年は明治150年・北海道150にあたり、全国のゆかりの地では様々な関連事業やイベントが開催される中、三吉治敬氏の篤志と長野県「米熊・慎蔵・龍馬会」様のご協力により、今般のご寄贈が実現しました。
寺田屋事件において坂本龍馬の命を救った三吉慎蔵に宛てた4通の龍馬書簡は、歴史的遺産として大変重要なものであり、複製とはいえ直系のご子孫からご寄贈いただくこの史料は、当館のみならず、函館、ひいては北海道の宝となるものです。
また、今回の贈呈式は、今後、函館市と長野県上田市との友好、交流に資する貴重な機会にもなりました。当館は、この史料を大切に保存・展示し、坂本龍馬と三吉慎蔵の志と足跡を後世に伝えると共に、社会教育や青少年育成などに広く役立ててまいる所存です。
寄贈者である三吉治敬様、そして、田口邦勝会長をはじめとする米熊・慎蔵・龍馬会の皆様、このたびは本当に有難うございました。また、このたびもすばらしいガイドを行ってくださった森幸子様、HKB株式会社様、乙部町の皆様、江差町の皆様はじめ、お世話になった関係各位に心より御礼申し上げます。
《探訪史跡/施設》
【10月19日】土方歳三激戦地・二股口→(乙部町)箱館戦争官軍上陸の地→(江差町)開陽丸記念館→いにしえ街道
【10月10日】(函館市)碧血碑→函館八幡宮→土方歳三最期の地碑→函館中央図書館「函館古写真研修」→五稜郭→土方・啄木浪漫館、石川啄木像→函館護国神社→北海道坂本龍馬記念館(三吉慎蔵宛龍馬書簡複製贈呈式)