2019 年 3 月 21 日
今日は「春分の日」。法律上では「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨とした国民の祝日です。
仏教では「彼岸会」あるいは単に「お彼岸」とも呼ばれ、先祖供養の行事として法要や墓参が行われてきました。
宮中祭祀としては、明治11年(1878)以降、それまでの歴代天皇や主たる皇族の忌日を春と秋のお彼岸に合わせて奉祀する皇霊祭(大祭)として継続されてきました。今日は春季皇霊祭、そして秋のお彼岸は秋季皇霊祭として斎行されます。日本人は古来より、畏敬の念や感謝の心を持って自然と共生してきました。
また、聖徳太子以降、日本は神仏習合の国として和の精神や先祖への感謝の心を大切にしてきました。神仏やご先祖様、そして自然の恵みへの感謝の心を忘れず、歴代天皇のご遺徳を偲びつつ、春分の日を共にお祝い致しましょう。
ちなみに、入口の上に掲げられている「自然堂」(じねんどう)の看板は、龍馬が慶応3年(1867)2月、妻のお龍と共に下関を訪れ、伊藤助太夫邸で借り受けた一室の名前「自然堂」に由来します。
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2019 年 3 月 18 日
今日は、東京からとても仲の良い大学生グループが卒業旅行で当館を訪れてくださいました。
同じサークルのメンバーだそうで、ミュージカル『刀剣乱舞』のDVDの特典映像を観て当館を知ったとのこと。刀剣女子のメンバーを中心に、皆さん大変熱心に展示を観ていました。
明るくて爽やかな学生さんばかり。とても熱心に聴いてくれましたので、思わず解説にも熱が入りました。(^O^)
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2019 年 3 月 18 日
函館の名刹・称名寺の宝物館に展示されている北海道最古の碑、北海道指定有形文化財「貞治の碑」。1300年代、函館には既に和人と共に仏教が渡来していたことを示す貴重な史料です。
更に約200年前の1135年には、高僧・良忍が観音堂を建立したのが始まりとされる北海道最古の神社船魂神社が創建されています。この神社には義経伝説があり、龍馬をはじめとする海援隊のメンバーは蝦夷地開拓に向けた準備の一つとして、“蝦夷地の人は義経を尊ぶから” と白い陣幕を作っていたそうです。龍馬がもし蝦夷地に上陸していたなら、間違いなく船魂神社を参拝したことでしょう
ちなみに、当時の北朝の元号は貞治「じょうじ」、私の名前は同じ字を書いて「ていじ」、ホームラン王の王さんは「さだはる」と読みます。
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