2015/08/13新展示資料のご紹介(8月14日)

旧幕府軍の勝海舟と新政府軍の西郷隆盛との会談によって江戸総攻撃の回避と江戸城無血開城が決定し、江戸は戦禍を免れました。このたび、勝・西郷の佩刀と同銘の名刀が当館に揃いました。

《上段》銘文【表】無銘【裏】無銘(伊勢国千子村正)、種別 刀、長さ65.1p、反り1.0p、目くぎ穴 1個
西郷隆盛の佩刀「千子村正」。当時徳川家に祟る妖刀として有名で、倒幕の志士達の憧れの名刀であった。村正は伊勢国桑名の刀工で、大業物の刀工として有名である。美濃伝に相州伝を加味した作柄で、桑名郡千子に住み、千子派とも称された。利刃をもって名高い。

《下段》銘文【表】水心子正秀 花押 刻印【裏】文化八年二月日、種別 刀、長さ71.0p、反り1.2p、目くぎ穴 2個
勝海舟は、この水心子正秀の他に肥前忠吉(初代)を佩刀していた。水心子正秀は「日本刀はすべからく鎌倉、南北朝の昔に復すべき」と唱え、山形から江戸に出て一世を風靡した。新々刀の祖とされている。