2015/09/03新展示資料のご紹介(9月3日)

既に展示中の山内容堂公の佩刀「左行秀」に加え、このたび中岡慎太郎の佩刀と同銘の名刀「信國」(いずれも真物)が展示されました。

《上段》銘文(表)慶應二年八月日(裏)於東武土佐藩左行秀造之
種別 刀、長さ 75.4p、反り 1.5p、目くぎ穴 1個     

世が世であれば、山内容堂公以外は触れることも叶わぬ名刀。
山内容堂公所縁の山内家家紋一作の大名拵え(写真手前)となっていて、家紋は丸三葉柏紋、その他の部分には黒一白一紋が用いられている(※後に、三葉柏紋は岩崎彌太郎によって三菱財閥の社章となる)。
本刀は、新々刀最上作にして、清麿と並び称される大名工である左行秀(さのゆきひで)による豪壮な太刀姿で、特に土佐藩と添銘があるのは数が少なく、非常に資料的価値も高く、左行秀作刀中の最高の出来である。ちなみに、坂本龍馬も兄の権平が左行秀に依頼して作った刀を貰い受けて愛用していた。

《下段》※新展示 銘文(表)信國 (裏)無銘
種別 刀、長さ 67.1p、反り 1.1p、目くぎ穴 2個

中岡慎太郎の佩刀は不明であるが、遭難時に所持していたのが、この山城の住人・源左衛門尉信國(みなもとのさえもんのじょうのぶくに)の短刀であった。なお、この刀は石田三成が大坂城内で佩刀していたと伝えられている。