2015/12/29新年特別展示資料のご紹介(12月29日)

新年の門出にふさわしい三幅の書(有栖川宮熾仁親王・徳川斉昭・福澤諭吉)が新たに展示されました(全て真筆)。お正月はぜひ当館に足をお運びいただき、名刀の数々と共にじっくりと味わってください!

■有栖川宮熾仁親王・三行書(右側)
江戸時代後期〜明治時代の日本の皇族、政治家、軍人。和宮内親王と婚約していたが、時の政治情勢により反故となり、旧水戸藩主・徳川斉昭の娘で徳川慶喜の妹である貞子を明治維新後に最初の妃として迎えるも、貞子は2年後に福岡で病没。その後、明治6年に旧越後新発田藩主・溝口直溥の7女・董子と再婚した。維新後は陸軍軍人として明治天皇を支え、明治28年、61歳で薨去。号は、初め「泰山」、後に「霞堂」。

■徳川斉昭 「文武」(中央)
徳川治紀の第3子。賢才の誉れ高く水戸藩主に就任した。徳川幕府第15代将軍・徳川慶喜の実父。藤田東湖、戸田忠太夫など、改革派藩士を登用。兵制を改めて武力を蓄え、洋式操練を採用。反射炉を築いて鉄砲の鋳造を試み、民政を重視した。また、一方では藩校「弘道館」を設立し、尊皇の理念に基づく教育方針を明らかにして、藩士を文武両道の習得につとめさせた。

■福澤諭吉・七絶三行(左側)※明治16年元旦の書
幕末・明治の思想家。大分県生まれ。緒方洪庵の適塾に学び、江戸に蘭学塾(後の慶應義塾)を開いた。遣欧使節に3度同行し、各国を視察。『西洋事情』を刊行し、西洋文化・思想の紹介に努めた。維新後は在野にあって、明六社への参加、『時事新報』の創刊など、活発な言論・啓蒙活動を行った。著作に『学問のすゝめ』、『文明論之概略』などがある。