『 第6回全国龍馬手紙コンクール 』入賞作品

『 第6回全国龍馬手紙コンクール 』入賞作品

【北海道知事賞】 中谷 真穏(高知市立義務教育学校土佐山学舎 中学1年)


 私たちの生きている二〇二〇年では多くの問題が世界中で起こっています。一つは、新型 コロナウイルス感染症が世界的に流行しています。それにより、人の「気持ち」に、大きな 影響がありました。一日中マスク生活の日々、このような日常によって起こる恐怖から、不 安な気持ちになりました。二つ目は、厳しい環境問題です。地球温暖化が進み、例年に比べ て、非常に気温が高い夏となりました。日本を襲う「台風」が大型化して、多くの被害が出 ています。また、流氷がとけ、北極熊の居場所が失われつつあります。
 二一二〇年では、人々の知恵と努力によって、多くの問題が解決して、日本、世界の人々 が豊かな気持ちをもって生活していることを願います。私たちの「やさしさ」や「思いやり」 の心は、月日が経っても変わることなく、しっかりと続いていると思います。一人一人の思 いやりの心が平和へとつながります。ずっと、平和にしていってください。




【北海道教育委員会教育長賞】 村上 秀成(札幌市立札苗緑小学校 4年)


『大切な日本』
 龍馬が成しとげた薩長同盟、大政奉還などは、今も日本に役立っています。龍馬がそれら の活やくをしなければ、日本はまだ争いの世の中になっていたかもしれません。
 龍馬は誰にでもやさしく、女性には特にやさしかったといいます。日本の役にも立ち、や さしいなんてすごいなと思います。
 また、龍馬が作った保険の制度は、今の日本にとても役立っています。保険の制度がなけ れば日本の人々は貧しくなってしまいます。
 龍馬はその他にも、日本初の会社を作ったり、日本初の新婚旅行をしたり今では当たり前 の事を龍馬が作ってくれました。 龍馬は日本の英雄です。ぼくは、龍馬が大好きです。
 龍馬が良くしてくれた大切な日本を平和に保つためには、龍馬のすばらしさをみんなに 伝え、日本の良さを見直していきたいと思います。




【函館市長賞】 関谷 達郎(東京都大田区)


 かつてこの国の人々は、自然災害が多い土地柄、お互いが助け合い譲り合い、降りかかる 困難を乗り切る為に、時には己を犠牲にしてでも人の為に尽くす事が正しい事だとされて きた。それは国王である天皇が民を想い、民が天皇を想うことによって存続されてきた国柄 に象徴される。そして幕末以降、この国が世界史の中に飲み込まれ、外的災難に巻き込まれ ていく中でも、先人たちは同じ想いを持ってこの国を存続させてきた。
全く秩序の違う世界の中で日本人は何を護ろうとしてきたのか、それは単に国土だけでは なく、長い歴史を持ったこの国の秩序が正しいと信じて、日本人が日本人であることを護ろ うとしてきたのだと私は思う。戦後希釈されても尚、我々の親たちは日本人であることを忘 れなかった。ならば我々も、どんなに世界が変わろうと日本人であり続け、それを子供たち に伝えていかなければならないのだと思う。先人たちが命をかけて護ってきたこの国のた めに。




【函館教育委員会賞】 中野 瑚春(高知市立義務教育学校土佐山学舎 中学2年)


 あれからはや百年。二一二〇年の土佐山はどうなっていますか。通学路のすぐ脇を流れる 鏡川に、まだ鮎はいますか。春は梅祭りや田植え。夏には蛍や土佐山夏祭り。秋は柚子の収 穫。そして、冬には雪化粧の山並み。豊かな自然に溢れる四季折々の景色が目に焼き付いて います。
市内の中心部のマンモス校から転校し、スクールバスで土佐山学舎に通って四年目、沢山の 経験をさせてもらっています。二十八年後にはゼロになってしまうと言われる人口を増や そうと、土佐山の良さを諸々にPRし、貢献する総合的な学習「土佐山学」の授業では、地 域の人々に教わり、どうすれば土佐山がもっと元気になるか、生徒で知恵を出し合っていま す。百年後には、活気に満ちた土佐山でいてくれることが私の何よりの願いです。たとえ地 域の人口が変化しても人々には変わらない「思いやり」の溢れる地であってほしい。土佐山 に出逢えて良かった。ありがとう。




【北海道新聞社賞】 松川 心海(宮城県石巻市立湊小学校 6 年)


 龍馬さん。私は今十二歳です。
この前、修学旅行で飯盛山に行き、白虎隊の話を聞き、お墓参りをしました。わたしたち と同じくらいの人がなぜ戦をして、命を落としたのですか。私には考えられません。龍馬さ んが生きていた時も、戦が絶えなかったのですね。だから、大政奉還をさせて、日本を守ろ うとしたのですね。そんな龍馬さんのプレゼントが今の平和の日本なのですね。
 龍馬さんや白虎隊の人たちは若くして命を落としたけれども、したいことや夢や希望も たくさんあったのですね。  今の日本をどんなふうに見ているのかな。私は、歴史を勉強していて、皆さんのように殿 様や国のために犠牲になった人たちのことを知りました。私には、まだ皆さんの気持ちがよ く理解できないけれど、事実をしっかり受け止めて、しっかり勉強して、皆さんのかなえら れなかった夢や希望に少しでも近づきたいと思いました。




【毎日新聞社賞】 村上 和成(札幌市立札苗北中学校 1 年)


『日本の国を守っている神様へ』
 来年、東京でオリンピックが開催されますが、僕は何をするべきなのでしょうか。僕がす ぐに思いついたことは二つあります。
 一つ目は、たくさんの国々から観光客がくるけれど、その人たちに日本語で話しても、ま ったく伝わらないと思います。しかし、多くの人が知っている英語で話すと、日本の良いと ころやマナー、ルールを伝えることができ、コミュニケーションをとることができます。
 二つ目は、日本のマナーを守るということです。外国の人はまだ日本のマナーを知らない という人が多いと思うので、例えば、歩道にゴミが落ちていなかったら、ここはポイ捨てし てはいけないんだ、と分かるからです。
 このように、マナー、ルールがわからない人のために、「自分から行動する」ということ が大切だと思いました。




【審査員特別賞】西森 孝(高知県高知市)


 日本列島 10 のパワースポット(氣場)に、木造のピラミッドを建て、宇宙のフリーエネ ルギーを集め、世界中の人々が集まる憧れの聖地にします。日本人の衣・食・住を、人間の 健康面から考えて、衣服は、木綿、麻を着用し、食事は、無農薬の米、野菜の日本食にして、 住まいは、平屋の木造建築にします。人々の健康には、空気、水、森林環境が大切ですので、 自然環境庁を設置します。特に飲料水は、県単位で国が設置した砂利、炭を敷き詰めた浄化 槽を通した安全な水を、市民の方々に飲んでいただきます。人々の争いがないように、神仏 を信仰して、自己の心の浄化に務め、他者を慈しむ聖慈愛の瞑想を、日本国民の日々の日課 にとします。自然環境、人間の心、安全で栄養のある食事などを、良質のものにしていく努 力を怠らない生き方を続けることが望ましいでしょう。健康第一、和気あいあい、来世を見 つめる人生を歩んで生きましょう。